現場レポート

エース・リフォームが支援した飯田OIDE長姫高校生の成果発表会が開かれました

2016年12月22日、飯田市鼎文化センターで飯田OIDE長姫高校商業科の「地域人教育 成果発表会」が開かれました。
同科の3年生たちが「課題研究」の授業でさまざまな活動を行ってきた一年間の成果を発表するもので、エース・リフォームが支援している「スタディエッグ」のメンバーらも、シェアスペース「桜咲造」の活動や、市内の公衆トイレ美化活動などについて報告しました。

発表会には14のグループが登場。会場には生徒や保護者に加え、活動に協力した関係者や地域住民などが聴講に訪れました。
スタディエッグは2班に分かれてステージに立ちました。

桜咲造についての発表(スタディエッグ1班)

シェアスペースでの活動について発表した1班(男子メンバー)は、「桜咲造54歳の挑戦~高校生による空き家の活用~」というタイトルで報告。
54年前に建てられた家屋を擬人化したユニークなタイトルです。
メンバーらは長野県の空き家率が20%に達し、全国2位であることを説明。民間企業(弊社および週休いつか様)と協力して空き家を蘇らせ、シェアスペースをオープンした経緯を紹介しました。
開設にあたっては地元から「不良学生の溜まり場になるのではないか」と心配の声もあったことから、地元(上郷下黒田南地区)の文化展や祭典へ積極的に参加し、誰でも参加できる「さくさく講話」などのイベント企画に取り組んだことを報告しました。

さらに、利用する高校生の顔ぶれが限定的であることから、高校生が大好きなスナック菓子「じゃがりこ」を誘引ツールにする企画に取り組んでいること、製造元であるカルビー本社に協力を仰ぐためプレゼンテーションに行く計画もあることを明らかにしました。

桜咲造についての関連情報は当サイトでもたびたびご紹介しています。

【第4回さくさく講話】いちはしえみ先生を講師に招き開催
「桜咲造」が信濃毎日新聞で紹介されました
桜咲造で高校生主催の「さくさく講話」が行われました
古民家再生の現場で職場体験実習を受け入れました
長野県飯田市【ディ不動産】事務所リフォーム 01 02 03

公衆トイレについての発表(スタディエッグ2班=ハッピーライフ)

第2班の女子メンバーらは、「NO MORE 4K ~公衆トイレが地域を変える~」と題して報告しました。

彼女らは飯田市内の”公衆トイレ偏差値”を「くさい、きたない、くらい、こわい」の”4K”を基準に診断。中央公園トイレをメーンターゲットに清掃活動に取り組んだものの、掃除だけではきれいにならないことを痛感しました。

このため、飯田市役所環境課やエース・リフォームの支援を受け、彼女ら自身の手で明るい色に塗装。

関連記事:エース・リフォームが高校生の公衆トイレ塗装ボランティアをお手伝いしました

さらに地元小学生にポスターを描いてもらったり、LED照明の設置にも取り組みました。こうして4Kのうち「きたない」「こわい」をクリアすることには成功したものの、LED照明が盗難に遭うという思わぬ逆境にも遭遇しました。

こうした教訓を踏まえながら、「ハッピーライフ」のグループ名で今後は飯田市全体の公衆トイレを明るくキレイにする活動を継続していくこと、手始めに発表会場である鼎文化センターのトイレをターゲットにすることを宣言しました。
関連記事:高校生のトイレ美化グループ「ハッピーライフ」が発足

今回の成果発表会は、2017年1月に行われる全校発表会の予選を兼ねているとのこと。
ステージで発表した14グループはみな、地域の懐に飛び込んでいく積極的な活動だったのが印象的でした。

エース・リフォームは地域の一員として、今後も高校生の活動を応援していきます。