施工例

屋根・外壁塗装・波板葺き替え【駒ヶ根市 五十嵐様邸】施工レポート11

2011年4月28日
 4月17日に完了した駒ケ根市の五十嵐様邸のレポートも終盤を迎えました。
 樹脂波板は取り替えがすべて完了。
 続いて、雨風が吹き込むのを防ぐために屋根の周囲に覆いを取り付ける作業が行われました。
水切り・雨押さえ取り付け
 北風にあおられて、雨や雪が屋根のすきまから吹き込んできていたこちらの物置。これを防ぐためにガルバリウム鋼板をかぶせます。
 寸法を測りぴったり合うよう加工したものを取り付けていきます。
お施主様が木の板でふさいでいた部分も鋼板で覆いました。これで長持ちします。
 板金に使われる金属板はさまざまな種類があり、とくにメッキの種類によって呼び名が変わります。錆びにくさを求めてさまざまなメッキが開発されてきた歴史です。ここで豆知識。

  • ブリキ…スズメッキ。玩具や缶詰でおなじみ。オランダ語が語源らしいですね。
  • トタン…亜鉛メッキ。亜鉛が酸化することで水に強くなり、鉄部の腐食を防ぎます。波板の代名詞としてもおなじみ。もとはポルトガル語だとか。
  • ガルバリウム…アルミニウムと亜鉛の合金メッキ。トタンよりもさらにサビに強く、さまざまな場面で使用されています。ガルバリウム!名前がかっこいいですね。ガンダムとかにも使われてそうですね!

すきまなくきっちりと覆いました。これで安心。
屋根勾配の調整
 もともとお施主様がご自身の日曜大工でお作りになった物置スペース。素晴らしい労作ですが、屋根の勾配が緩やかなので、樹脂波板が雪などの重みでたわみ、雨漏りなどがしやすいという問題点がありました。
 今回は波板の葺き替えのみの工事なので抜本的な解決はできませんが、できる限りお施主様のご要望に応えられるよう、屋根板と桟木の間に支えを追加するなどの対策を施しました。
 下から撮影。「きれいになった」と五十嵐様にも喜んでいただけました。
 取り外した古い波板は回収させていただきます。
 工事完了後は、小さなごみもきちんと拾って清掃します。
 破れた網戸があったので、無料サービスで張り替えをさせていただきました。細かい心遣いで多くのお客様に喜ばれています。

 最後に細かな仕上げを行い、これですべての工程が完了しました。次回の最終レポートではダイジェスト版の「ビフォー&アフター」をお届けします。

【駒ヶ根市 五十嵐様邸】過去レポート          10