施工例
外壁塗装【松川町 M歯科様】
2010年5月22日2009年9月に外壁塗装をさせていただいた松川町M歯科様の建物は、クリニック兼ご自宅。平成5年に開業して以来、外装の手入れなどはしてこなかったそうです。
ここ数年傷みが目立ってきたものの、子ども部屋の増築などで手が回らなかったのだとか。けれど今回、ついに外装のリニューアルを決断。当社にお声をかけてくださいました。
「担当さんが『自信を持っていい仕事をさせていただきます』と言ってくれたので。こちらの予算も限られていたのでなるべく安く、とはお願いしましたけどね」
と院長のM先生。
こちらが施工前のM歯科様。遠目ではさほど傷みはないように見えますが……。
塗料がはがれ、粉状に劣化。防水機能が切れているサインです。
「写真を見せてもらって、予想外に傷んでいることに驚きました」とM先生。
下地調整/足場組立
(9月12日)
まずは外壁が浮き上がってしまっているところをビスでしっかりと締め付けます。緩んだクギは打ち直します。どうしても埋まらない隙間は樹脂で埋めます。
大雨が降る天候の中でしたが、職人さんたちの頑張りで足場を組み上げました。
洗浄、養生
続いて塗料がついては困るところをシートでしっかりガード(右)。すべりにくい素材なので足元も安心です。
コーキング
16年の間にぼろぼろになった目地材をはがし、マスキングテープを貼ってからポリウレタン系の速乾シーリング剤を充填します。滑らかに仕上げるのが職人の技。
ひびが入って壁材が剥がれ落ちた部分などは、塗装に入る前にしっかりと修繕します。
下塗り
下塗りは、傷んだ壁を強くし、上に塗り重ねる塗料の接着性を強めるために行います。
今回は現場が医療施設であることに配慮して、有機溶剤を含まない水性塗料を使用。広いところはローラー、細かいところはハケを使います。
中塗り
中塗りはウォースペイントの自慢の一つ。寒冷地にも対応した防水性抜群のゴム系塗料を使います。
専用のローラーで凹凸のある「ゆず肌仕上げ」を行うことで、外壁を落ち着いた質感に。角を立てず美しく仕上げるには、鋭い感性と熟練の技を必要とします。右上写真の上半分が中塗りした部分です。
上塗り
お施主様が希望する色で上塗りします。右写真の左側が上塗り面、右側が中塗り面です。
上塗りを丁寧に2回繰り返すことで、強く美しく仕上げます。下塗りからあわせて計4回の塗装を行うことになります。
樋や破風も、専用の不織布できれいに汚れを落とし「目荒し」をしてから塗装します。これまでは白色でしたが今回はグレーに模様替え。
玄関の木部も前回と同じライトブルーで塗り直しました。看板の支柱もキレイに。
完成
コンクリートの塀も塗装して完成! 前回は白でしたが、今回は優しいクリーム色に生まれ変わりました!
M先生のお話
「設計上、壁は凹凸が多くて面積が広いのに、びっくりするほど短期間でやってくれて助かりました。気がついたら終わってた、という感じですね。4層塗りは保ちがいいとのことで、安心できます。妻も満足していますよ」
取材にご協力くださった先生とスタッフの皆さん、どうもありがとうございました!