施工例

屋根・外壁塗装【飯田市 荒木様邸】

2010年6月7日

施工時期:2010年3月

荒木様邸は洋風2階建て。築10年以上とのことで、壁の変色や手すりの塗料剥離などが目立っていました。

「いろんな塗装屋さんが何度も営業に来てくれてたのを『まだいいよ』って断ってたんだけど、とうとうおたくに”してやられちゃった”ね」
と笑うご主人。

荒木家のアイドルは、ラブラドルレトリバーのニーナちゃん(10歳)。人と遊ぶのと水浴びが大好きな女の子です。

一方、ご主人はカメラの収集や模型づくり、キャンピングカーでの旅行など多趣味。とくにカメラのコレクションはその数600点に上るすばらしいものです。

足場設置

初日は足場を組み、メッシュで覆います。営業スタッフは事前に近所の皆様に工事着工のあいさつ回り。

洗浄

化粧スレート屋根は表面の塗膜がかなり劣化し防水力が落ちていました。表面がツルツルしているのがその証拠です。

ジェット水流をあてると、雨樋にたまったチリが黒い飛沫になって足場を覆うメッシュシートに飛び散ります。スレートが割れている所も2ヶ所見つかりました。

洗浄機のノズルを交換し、壁の部分を洗います。サッシの隙間から水が屋内に入らないよう注意しています。
中央写真は洗浄前の屋根、その右側は洗浄後の屋根。
苔や劣化塗膜が高圧水流を受けて吹き飛び、スレートの地肌が白く露出しているのが分かります。

壁面塗装

養生は、1.辺縁部に絶縁テープを貼る 2.テープ状に巻かれたビニールシートを貼る 3.辺縁部をガムテープで固定・密封する、の3段作業。
最初に絶縁テープを貼るのは塗料がシートと壁のすきまから侵入しないための工夫です。中央写真、右半分が下塗り状態、左半分が中塗り状態。
荒木様邸の外壁板はもともと凹凸のある素材が使われており、凸部分が通常の壁面より滑りやすいので、丁寧な作業を行います。

中塗りは一度塗り始めたら簡単に中断できません。作業を区切るためにあらかじめ絶縁テープを貼っておきます。今回は高さ3メートルほどの壁板1枚ごとに作業を行いました。

上塗り・・・施工前は緑色でしたが、今回はベージュに。やはりツヤが違います。

軒天井や雨樋、破風なども白の塗料ですっかりきれいに。新築当時の美しさがよみがえりました。

屋根塗装

今回は外壁塗装を先に行ったため、洗浄後の屋根にたまったホコリやごみをブロアーで除去。

続いて、シーラーと呼ばれる下地剤をスレート瓦にたっぷり染み込ませます。
洗浄によって古い塗膜が吹き飛ばされた下地はスカスカの状態なので、このまま主剤を塗ってもすぐはがれてしまいます。シーラーはそれを防ぐために下地を整える、いわば屋根のビタミン剤です。
二度塗りしてたっぷりと染み込ませます。

シリコン系の塗料を使い上塗りを行います。使う色は前回よりも若干明るいカカオブラウン。いわゆるチョコレート色です。
棟に沿って隅を丁寧にハケ塗りしたのち、ローラーを入れます。
中央写真が塗装前、右写真が塗装後。みちがえるようにきれいになりました。

割れていたスレートも、パテで補修されました。これで安心です。
美しい屋根をパノラマ写真にしてみました。

工事完了

足場が撤去されて新しい姿を現した荒木様邸。
荒木様も「こうでなくっちゃ」と満足してくださいました。

上が施工前、下が施工後です。

荒木様のお話

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「仕上がりは結構。文句をいうところはないですよ。
職人さんは黙々とよく働いていて、大したものです。以前に別の業者を頼んだことがあったんですが、見積もり段階では3回塗りと言ってたのに、すぐ終わっちゃったり、直してほしいところがあって連絡してもちっとも動いてくれなかったり。

そのこともあって塗装屋には少し不信感がありましたが、今回は下塗りや中塗りで塗料の色が違ってたから、『ああ、ちゃんとやってくれてるな』ってのが良く分かって安心できました。

やっぱり地元の業者でなきゃダメですね」