現場レポート
【飯田市I様邸】05床下防虫防カビ工事
床がきしんだり収納や壁にカビが発生するなど、湿気に悩まされてきたI様邸。
床板張りやクロス貼り替えと同時に、床下の湿気とカビを排除する工事が行われました。
薬剤散布とファンの設置が主な内容です。
侵入路の確保
作業員が入れない場所には進入路を作ります。
ファンの設置
床下換気ファンにはいくつかのタイプがあります。通気口に直接取り付ける小型のファンもありますが、より効果が高いのはダクトを使って床下奥部から排気するタイプ。今回はとくに通気の悪い玄関ホール下に撹拌用ファンを設置し、排気用ファンと連動させて強力な空気の流れを作ります。
薬剤散布・注入
床下だけでなく、バスルームのタイル目地にも薬剤を注入しました。
薬剤散布が終わってファンが稼働を始めると、通気口からはカビと薬のにおいがまじった空気が排出されてきました。においは数週間で落ち着いてきます。
ビフォー&アフター
工事完了から5カ月が経った11月、床下の状況を確認しました。施工前の状況(5月下旬)と比べてみます。
床下に満ちていた強烈なカビ臭がかなり改善され、這い回るのもラク。数カ所に進入路が作られたことも通気促進に貢献している印象です。
木部に発生していた白カビは、工事のときに除去して以来ほとんど再発していません。
お施主様のお話
「床下のことはなかなか確認しづらいのが不安でしたが、工事をしてもらった甲斐があったようで安心しました。
工事直後はカビと薬のにおいが塀の外の道路まで漂っていましたが、現在は通気口に顔を近づけないと気にならないレベルになりました。
通気口にビニールひもを垂らして、ファンが動いているのを確認するのが日課になっています。ひもが元気よくたなびいているのを見ると、気分的にも安心感というか、爽快感がありますね。電気代の増加もほとんど気にならないレベルです。
大切な我が家が少しでも長持ちするように、これからも気を配っていきたいと思います。ありがとうございました」