現場レポート

クロス・フローリング・床下防虫防カビ工事【飯田市I様邸】01

長野県飯田市のI様から、「クロスやフローリングの張り替えをしてほしい」とのご相談をいただきました。
築30年のI様のお宅では、ダイニングキッチンの壁や天井の汚れに加え、廊下の床が沈み込むようになったとのこと。
建物の北側は日ごろから湿気が強く、じゅらく壁にも斑点状に黒カビが浮くようになっていました。

これまでは別のリフォーム業者に頼んでいたものの、その業者が廃業してしまい、どこに相談すればいいか困っていらっしゃったとのことです。

現状その1 ダイニングキッチン

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汚れが目立つようになったダイニングの壁と天井

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引き戸はクロスが剥がれて下地の木部が露出

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床下収納のふたも、壊れた部分をガムテープで応急処置している状態

ダイニングキッチンは、壁と天井のクロスを張り替えます。床下収納のふた修理、キッチン収納扉の蝶番調整などこまごまとしたご依頼もいただきました。この際、気になっていたところはすべて解消してしまいましょう!

現状その2 じゅらく壁

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玄関脇の和室

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玄関ポーチと廊下

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手や体が触れる場所は砂が落ちやすくなるのがじゅらく壁の欠点

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洗面台横の壁はえぐれてしまっています

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玄関ホールの壁。黒い斑点はカビです

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和室の壁。ここも黒カビによる斑点が無数に

日当たりの悪い部分はどうしても湿気が多くなりがちですが、I様邸は北側に川が流れていることも状況を悪化させているようです。
今回は和の雰囲気を大切にしながら、カビや擦れに強いじゅらく風のクロスに張り替えます。

現状その3 床&床下

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玄関ホールの床は、指で強く押しただけでギュッと沈み、隙間ができます

床板が沈む症状が出ている玄関ホールの床下を確認してみると、カビの繁殖が進んでいることが分かりました。
沈み込みの原因は接着剤の劣化によるものと思われますが、それも湿気が原因です。

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玄関ホールの床下の様子

I様邸では20年ほど前に一度白アリ駆除用の薬剤注入・塗布を行っているとのことで、束の下半分が色が濃くなっているのがその跡です。
白アリやキクイムシなどの食害や極度の腐食はまだありませんが、薬剤の有効期間にも限度があり、湿気の多い環境を放置しておくとシロアリや悪質な腐朽菌を呼び込みかねません。

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ダイニングの床下

今回は床に新たなフローリング材を重ね張りして補強・バリアフリー化するとともに、床下に薬剤散布を行い撹拌用および排気用の扇風機を設置することで湿気対策を行うことになりました。
工事の様子は次回以降お届けします。