お知らせ
シェアスペース桜咲造で長野県知事を交えたタウンミーティングが開かれました
2017年7月27日エース・リフォーム(ディ不動産)が高校生とともに管理運営しているシェアスペース「桜咲造」(飯田市上郷黒田)で、7月22日(日)、長野県の阿部守一知事を迎えてのタウンミーティングが開かれました。
飯田OIDE長姫高校のグループ「スタディエッグ」が主催したもので、阿部知事は桜咲造の内部を視察し、グループの討論を傍聴したのち、地域づくりなどに関して高校生たちの意見・要望に耳を傾けました。
今回のタウンミーティングは当初、今年3月に予定されていましたが、防災ヘリ墜落の影響で延期に。スタディエッグの主要メンバーも代替わりしましたが、この日はグループの初代会長で桜咲造の入居者である嶋村駿吾さんや、2代会長で「古家と家守のマッチング事業」の発案者である鎌倉朋也さんなどのOBメンバーも出席しました。
桜咲造には飯田OIDE長姫高校生と学校関係者、シェアスペースの利用者としてオブザーバー参加の飯田高校生、県や市の関係者など約50人が集まりました。
午後2時に到着して生徒たちの歓迎を受けた阿部知事は、人がぎっしりでエアコンもなかなか効かない会場に「もう熱気にあふれてますね」と驚いた表情。
鎌倉さんの案内でシェアスペース内部を見学し、「家賃はいくらなのか」「どうやってリフォームしたのか」など熱心に質問。お風呂場のカラフルなステンドグラスを絶賛し、スマホで撮影する一コマもありました。
阿部知事は
「いま、県では次期総合5か年計画(平成30年度~)の策定を進めているところ。どうすれば若い人たちに魅力ある長野県にできるのか、皆さんの率直な意見を聞かせてほしい」と呼びかけました。
ミーティングでは、まず、スタディエッグが取り組んできた「宴」「こどもまち博」などのイベントのあり方、高校生としての関わり方について討論が行われました。
傍聴した阿部知事は「県知事が失敗するとマスコミに叩かれるが、君たちはどんどん失敗した方がいい。何が楽しいのか、どうすればハッピーになれるのかを主体的に考えることが大切では」とアドバイスしていました。
続いて高校生一人ひとりがこれからの地域に望むこと、課題に感じていることなどを発言。
「リニアの駅ができたときに飯田ならではのものがほしい」
「このへんは森ばっかりで遊ぶところがない。アスレチック施設がほしい」
「アニメイトとスタバがほしい」
など思い思いの要望が寄せられました。
阿部知事からは、
「リニア開通に向けての魅力づくりはぜひとも若い皆さんに考えてほしいので、今後も思いついたことはどんどん意見を寄せてほしい。また、空き家問題は農村部も深刻なので、たとえばどこかの山の集落で『高校生の村作り』に取り組んでみては?」
といった発言もありました。
ミーティング終了後は、阿部知事を囲んで記念撮影。高校生たちだけでなく、われわれ協力企業にとっても大きな刺激となった一日でした。