施工例

LEDガラス表札【飯田市 水引工芸六合様】

2010年5月17日

大阿久工房は5月17日、飯田市の「水引工芸 六合(くに)」様にてアトリエの表札を設置させていただきました。

六合は園部三重子様が主宰している工房・教室で、園部様は母子二代で飯田を代表している水引作家です。
今回ご自宅裏に新たなアトリエを開設したのにあわせ、LED照明付きのガラス表札を大阿久工房にご注文いただきました。

デザインは、水引の結び方の一番の基礎である「淡路結び」をあしらいました。 園部様の母上、園部洋子先生が出版した水引テキストの表紙にも使われた意匠です。
マネジャーと工房長がドリルなどを並べ作業の準備に取りかかります。 表札と台座の組み立て。今回は壁が白いので、台座の色は金色に決定しました。
取り付け位置をお施主様に確認していただき、ドリルで穴を開けて取り付けます。 壁の裏側では配線工事が同時進行。
壁を通して近くの屋内コンセントから配線します。 スイッチの取り付けが完了しました。
作業終了です。配線が外壁に出ないのですっきりした外観になりました。
今後、ご希望によって夕暮れや人の動きを察知して点灯するセンサーを取り付けることも可能です。

アトリエは、水引教室などとしても利用されます。

園部様がお作りになったファンタジックな水引作品がいろいろ。可愛いらしいお人形や、結婚披露宴など使われるブーケなどは素晴らしいものばかりです。駒ヶ根や松本にも生徒さんがいらっしゃるとか。

「取り付けが待ち遠しかったのでうれしいですね。スタッフさんに薦められたこともあるけれど、玄関周辺に灯りがないのでLEDにしました。そのうち、光る水引ブーケを作ってみたいですね」

と園部様。水引とグラスアートのコラボレーションもできたら面白そうですね。

夜になり、LEDの光に浮かび上がった表札。淡路結びの模様が昼間よりもくっきり浮かび上がっています。

「きょうは暗くなるのが待ち遠しかったですよ。とてもきれいで、付けてよかった」
と園部様。


「六合」と書いて「くに」と読むのはちょっと不思議ですが、「東西南北と天地を合わせて国となす」という意味にちなんでいるとのこと。
日本神話の一番初めに「高御産巣日神」(タカミムスビノカミ)が登場するなど、「結び」の歴史と意味には深いものがあるのだとか。

今回は、水引の産地飯田ならではのお仕事をさせていただきました。

水引工芸に興味のある方は六合のホームページへどうぞ。